クリスタを使って独学で手書きアニメを作ってみる

独学で一人で手書きアニメーションを作ってみます。

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【アニメ】ゼリーねこ

ねこちゃんが、巨大な哺乳瓶を模したおもちゃの中に入っている
ジュースを飲もうと奮闘するアニメです。



【アニメ】ゼリーねこ_Mukbang Animation / Bottle Candy Jelly Cat Mukbang


今回は疾走感を出すアニメを作りたい、と思い
なるべく大きな動きを取り入れるよう構成してみました。
ぜひご覧いただけますと嬉しいです。


===ここからは制作の忘備録と反省です===


【動作分析】
残像のデフォルメを入れると、少ない労力(簡単に素早く描ける)で、動きを補間できる。

①と③の2枚1動作だとだいぶカクカクした不自然な動きになってしまう。
①と③の繋ぎとして、②の残像効果を中割りに入れることで2枚/動作→4枚/動作になり、動きを滑らかにすることが出来る。
走るとき、ジャンプするとき、爆発などデフォルメ残像を入れると、簡単に勢いがついて見え、手軽に躍動感があるように見せられる。


◆今回使用したレイヤーとセル画数:
①【音】BGM
②【音】効果音
③【画】その他の動き(108枚)
④【画】テーブルの上の動き(52枚)
⑤【画】テーブル(1枚)
⑥【画】テーブルの背面の動き(36枚)
⑦【画】部屋以外の背景(7枚)
⑧【画】部屋の背景(2枚)
セル画合計:206枚


【反省】
レイヤー分けがグチャグチャになってしまった。
特に⑦と⑧は1レイヤーにまとめらるべきだった。
『分割』の使い方をマスターして、無駄なレイヤー数を減らすよう工夫する。


作画の際に、背景が白のまま塗りをしてしまったため色の塗り残しが多かった。
背景をオブジェクトと反対色、またはグレーに設定して塗り残しを防ぐ。


画力が追いつかなくて、作画できないシーンがいくつかあった。
途中まで絵を描いたのに結局最後まで描ききれなくてボツにすると、作画の時間を無駄にするだけでなく、その後のシーン展開まで変更しなくてはならなくなってしまうので、プロット段階で『このシーンはちゃんと全部描ききれるのか』を考慮する。


頭にはまった瓶が割れて地面に落ちるというシーンの作画が難しかった。転倒から体がバウンドしてうつ伏せに倒れておでこから血がでる、というのを描きたかったけどできなかった。背中から落ちて仰向けに倒れるという絵図で妥協した。


コマ割りが単調でつまらない気がする。
もっと溜めの動作や瞬発的な動きを増やしたりした方が動きにメリハリがついて楽しいんじゃないだろうか。


絵柄にあわせてパステル系の色味で彩色しているが、もっとハッキリした色味にした方がいいのだろうか。色味は面白さに影響するのだろうか。


猫の表情が乏しい気がする。食べるアニメということで、咀嚼時の表情は意識して顔の筋肉を最大限に動かすように気をつけているが、それ以外の動作の時も大袈裟な表情の変化をつければ面白さが増すだろうか。
昔のセリフ無しのディズニー映画では、目玉が飛び出したり顎が外れたり大きな動作の顔芸が多かった気がする。セリフを入れないで面白さを出すためには大袈裟な顔芸は必須なのだろうか。なるべく豊かな表情を描けるように努力する。


効果音を探すのが大変すぎる。猫がゼリー瓶をガリガリひっかく音が欲しかったが、見つけられなかった。また、猫が頭を打ってクラクラする場面で、よくあるひよこの『ピヨピヨ』みたいな音が欲しかったけど見つけられなかった。
せっかく面白い動きを思いついても適切な効果音を見つけられないがために断念するのは残念がすぎる。
口で『ジャーン』とか『ががーん』と言って録音するというのも試したが、それは寒すぎるので却下した。
音楽アプリで音を作ろうとしたけど難しすぎて断念した。


【良かった点】
前回の反省を活かし、作業工程を
①プロット→②ラフ(1)→③音入れ(効果音)→④ラフ(2;中割り)→⑤清書→⑥音入れ(BGM)
の手順にしてみたら、大幅に作業時間が短縮できた。
特にラフを2回に分けることはすごく効果が大きかった。